やるせない

このたびの地震により被害を受けたられた皆様、心よりお見舞申し上げます。

 

震災の影響で誰もが心病んでいる・・・。

弊社グループスキー場は、岩手と山形のスキー場が停電により休業となり、自家発電で食材の冷蔵庫を稼働させ電力復旧を待っている。

そして、法治国家日本でさえも何を求めてか電気の消えた商業施設に近づくものがいると言う・・・。

あるスタッフの父親は、仙台の港でタンクローリーをさらわれ、身体だけは助かったと言う・・・。

またあるスタッフは新婚で、妻の両親は仙台在住、地震以来連絡が取れていないと言う・・・。

関東では、電力不足で輪番停電を実施すると言う・・・。

はたしてスキー場の営業続行は正なのか非なのか、賛否両論であろうと思う。

電力不足が報道され、われわれも節電し役に立てればと思ったが疑問が頭をよぎる・・・、ここは中部電力管内で60Hz・・・、電力が不足しているのは東北と関東、50Hzだよな~~、物理的に援助はできないぞ・・・、中部電力に電話してみた。

その通りだった。

この周波数の二極化は明治時代に遡る問題らしい・・・。

現在、この周波数の境目には3台の「周波数変換所」があるが、ここを経て融通できる電力は100万キロワットと言う、ものすごい電力量で、一般家庭200万軒超を賄える電力量だが、東京電力管内では700万キロワット不足する予測だと言う・・・、遠く及ばない量である。

運休しても役に立てないし、営業しているだけで批判を浴びる、陰口だけなら良くある話・・・。

直接、「被災地の事を気にせず、利益だけを考えている」と言ってくる方もいる・・・。

被災地の映像を見ただけでもゾッとする状況、誰もがのーてんきにはしていられない・・・当然である。

運休しても電力を融通できなければなんの役にも立てないし、「俺たち非国民だよな~」といいながらも来場してくれるお客様もいるし、スキーやボードに人生賭けている選手もいる、予約してあるからと気遣って来てくれる人もいる(こんな方はかなりの葛藤があると思う)、シーズン券や早割券を購入している方もいる、やるべき事は、できる所まで通常営業を続ける事だと思う。

勿論、お祭り騒ぎはしない。

スキー場を運営する者の責任だと思う・・・。

それぞれに事情があるだろう、無理に来る必要はない、行かない理由が無く滑りたいから来ているはず、ここにも需要と供給のバランスが成立する、ここで雪上を滑走できるのはあと数週間しかないのだ、供給者としては、積雪量が確保でき良いゲレンデ状態を保てるならば営業延長も考えていた、雪が無ければ商売にならないのだから・・・。

ただ現在、需要は確かにあるがバランスは完全に崩れた状態、今日明日にも営業を休止しなければならない可能性もある。

被災していない地域では、業態問わず経済が正転していなければ日本が終わってしまう、復興をリードするためには非被災地の一般市民が経済を正転させるしかないんじゃないかな、物資を届けるにも物流が止まっている、救助活動の応援なんてもってのほか足手まといか二次災害を招きかねない。

大半のスキーヤーはレジャーとして楽しんでいるが、ここ長野や山間部積雪地域では文化でもある、人生賭けて真剣に向き合っている者もいる。

土日に営業していても、平日並みの売上で利益どころではない、やればやるほど赤字になりかねない。

世間体を掲げ、休業宣言した方がよっぽど損失を抑えられる・・・、利益だけを追求しているわけではない。

スキー場の営業期間はおよそ100日、この期間の売上は有名プロ野球選手やヨーロッパでプレイしているサッカー選手の年俸くらいでしかない。

スキー場が営業している事を非国民的に批判する・・・・・・・・・・。

利益が出ない中、責任を果たしているだけなのに・・・・・・・・・・。

需給バランスによっては、今日明日にも責任を果たせなくなる可能性もある・・・・・・・・・・。

やるせない・・・。

M

「やるせない」への1件のフィードバック

  1. スタッフ様
    営業ご苦労様です。
    確かに辛い時期でもあり、批判もあると思います。
    しかし、派手にしない範囲での通常営業を行い、非被災者や生き残った者は、通常を維持していく事が、
    被災者への報いであり、日本経済の変動を微力?でも防ぐものと信じています。
    残りの営業日数も少なくなりましが、営業ガンバってください。
    また、訪問させてください。

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